【できた!】個人事業主になって初めての確定申告(青色申告)完了まで

シェアしてもらえたりすると元気出ます。

※3/6 追記
無事提出しました。

結局取り掛かってから5日ほど費やしました。orz

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個人事業主になり、初年度の確定申告で何が何だかわからなくて死にそうです。泣いてます。

早くやらなかったことを後悔してます。

来年はこんなことならないように、

こういうときどうするんだっけ?を逆引き的に、申告書一式を提出するまでの手がかりとして羅列しておきます。

※初めてで何も知らないとこからの備忘メモなので、勘違いして納得してる場所もあるかも。

ご容赦を。

わたしの場合

・個人事業主

・青色申告者として開業届を出している

・会計ソフトはMFクラウド会計・確定申告を使っている

そもそも

お恥ずかしい無知・思い込みやざっとお勉強した基本的なことをここに羅列。

・届いた確定申告書一式に書かないといけないと思っていた

お恥ずかしい。国税庁のサイトとか、会計ソフトなどでフォーマット一式作ってくれるのでそれをプリントアウトして持っていけば良い。

・確定申告とは

自分の事業の各種収入・支出から納税額を確定させて支払う、2/15〜3/15のあいだに完了させなければならない、毎年やってくる儀式。

確定申告書を提出するために、課税される対象になる所得を自分で計算して行く必要がある。

収入ー必要経費 = 所得

所得ー所得控除 = 課税所得

課税所得x税率 = 所得税額

所得税額ー税額控除 = 納税額

http://inqup.com/deductions-from-income

・課税所得を計算するために

複式簿記で取引を記帳しなければならない。

仕分けをつかった記帳を行って貸借対照表をつくる

要は、いつ売上があって経費を何に使ったなど、税金にを算出するのに関係する科目を仕分けていく作業をしていく。

・仕分けとは

各取引を貸借対照表を作るための言葉に置き換える作業。

つまりひとつの取引を2つの要素に分解し、2つの要素を左右対称に記録すること。

左を借方 右を貸方

左右は同じ金額になる。

https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/basis-of-the-balance-sheet/

これらの仕分けた帳簿は提出書類には必要ない。
決算表に各科目の合計金額のみが最終的に出力される。

借方(かりかた)貸方(かしかた)に何を書くのか

左は資産、右は負債・純資産とか書いてる記事を見たけどよくわからんです。

自分の頭でなんとか分かるのは以下表だった。

http://boki.tokyo/?p=219さんより↓

借方(向かって左側)に記載するもの 貸方(向かって右側)に記載するもの
資産の増加 資産の減少
負債の減少 負債の増加
純資産(資本)の減少 純資産(資本)の増加
費用の増加 収益の増加

例)口座から1万円を引き出した

借方 現金 10,000(現金としての資産の増加) 

貸方 預金口座 10,000(口座としての資産の減少)

となる。

何が資産にあたって何が負債にあたるかは以下↓
https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/basis-of-the-balance-sheet/

・データ連携してない領収書や請求書をかき集める

経費計算のために必要。

これらは提出する必要なし。

突っ込まれたときに証拠が必要。

7年間保存義務。

こんなときどうする

事業用と個人用と口座を明確に分けてない・・

口座・クレカ・現金など、明確に分けてない場合は、

事業主借(事業に関係ない入金) 事業主貸(事業に関係ない支出) を仕分けに使うと楽。

個人事業主のみが使える独特な考え方らしい。

読み方は、じぎょうぬし・かり/かし

例)

借方 消耗品費 10,000
貸方 事業主借 10,000

無理やり文章化すると

“事業用の1万の消耗品を、事業に関係ないところ(例えば個人の財布・クレカ)から買ったよ!”
というふうに、理解力低めなわたしは読み替えてます。

https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/proprietors-draw-and-proprietors-funds/

https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/proprietors-draw-funds/

http://subaru-juku.com/business-owner-loan-2256

http://subaru-juku.com/business-owners-borrow-2268

収入を得たときの仕分け編

・収入① 売上あがった!

青色申告は発生主義で考える

引き渡し基準で作成 引き渡し=渡しの場合は納品

例)

・納品 10/10に50万のWebサービスを納品した。(or 請求書をだした)

借 売掛金 500,000

貸  売上高 500,000

・入金 11月30日に入金があった(売掛金を回収)

借 普通預金 500,000

貸 売掛金 500,000

「かけ(掛)」とは要は”つけ”のことで、マスターお代つけといて!的なことで、上記の例だと、11/30に”10/10のつけが”回収できた!ってことになります。

http://webnetamemo.com/oyakudachi/freelance/20150709971

http://biz-owner.net/choubo/kijun

・収入② 売上あがった! 源泉所得税がある場合

例)会社Aから資料作成の発注を受けた。
1月20日付の請求書を発行して31日に入金があった。

01/20 売掛金 10,800 売上高 10,800 資料作成 会社A 請求
01/31 普通預金 9,779 売掛金 10,800 振込 会社A
事業主貸 源泉所得税 1,021

源泉徴収税10.21%を会社Aが払ってくれてるので、実際差し引かれた金額が入金されている。(※税抜き金額から差引いてる)

借方を源泉徴収税の分と分けて記帳します

http://www.kojin-taxoffice.jp/category/2006849.html

・収入③ 不用品をリサイクルショップに売却したんだけど・・

経費として計上したものを売却した場合、雑収入として処理

事業に関わるものではない場合課税対象ではないので計上する必要はない。(※私は自分の事業と関係ない、CDを買取りしてもらったお金を無駄に計上してたw)

※税務署の相談窓口で確認済

https://perfect-clean.jp/blog/seikatu/kakuteisinkoku/

http://www.kzei.or.jp/contents/account_title/2012/10/post-73.html

・収入④ ちょっと手伝ったら謝礼として1万もらったんだけど・・

謝礼金に対価性がないのであれば雑収入として処理

http://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-83808/

経費の仕分け編

・クレジットカードで経費に当たるものを決済した

個人のカードから場合

・amazonで買い物をしたときの会計処理

(借方)消耗品費 2,500

(貸方)事業主借 2,500

・実際に引き落とされたときの会計処理

仕訳なし

https://biz.moneyforward.com/blue_return/basic/credit-card/

・カフェやファミレスでの作業・打合わせは?

勘定科目を会議費として記入し、摘要に「作業場代金」とでも記入しておく。

昼食程度の金額まで。

接待交際費と会議費の線引は、飲食店で一人5000円程度の飲食がラインかな?

同席したひとをメモっとく。

http://cashqa.com/post-944/

・9万で買ったパソコンの仕分けは?

10万以下 → 消耗品費として経費に。

10万以上 → 少額減価償却資産の特例をつかう

少額減価償却資産の特例ってなによ?↓
青色申告者で30万円未満のものであれば一括でその事業年度の経費にできる。
合計MAX300万円まで(年度が1年以上経過の場合。以下は月単価の掛け算がMAX)

自分は9万のパソコンを買ったので、10万以下。消耗品費とした。

https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/special-case-petty-depreciable-assets/

・買い切りソフトウェアの取扱

10万以下は消耗品費として。

10万以上は資産として。

http://cafe.76bit.com/biz/accounting/982/

・毎月毎年のライセンス系(AppleDeveloperProgramなど)の勘定科目は?

支払い手数料として処理

・家賃や水道光熱費は計上できる?

できる。わたしの場合、プログラマなのでガス代水道代は省いた。通信費は入れる。
家事按分としてどれくらい事業として使ってるかを率として計算して年度末に一括で仕分ける。

按分はいまいち計算方法がわからない。

通信費は使ってる時間、家賃は作業スペースの専有面積、電気代はコンセントの専有個数で割合だした。

https://biz.moneyforward.com/info/final-return/home-devotes/

・借金してんだけど・・

借金をしていて、年度末に一気に返した。

借入金として仕分け。利息がある場合は注意。

http://kanjokamoku.k-solution.info/2006/04/post_208.html

これ、あんま関係なかった汗
不安だったので提出前に税務署の相談窓口で書類見てもらったときに聞いてみたが、

「住宅ローンとかなら別だが、所得を計算するのに関係するところではないので気にするな。」

とのこと。

「もちろんお金の動きをきちっと記帳するのは大事だけどね!」

だそうです。

・手伝って貰ったお礼として1万円あげたんだけど・・

謝礼金に対価性がないのであれば交際費にして経費に。

・会社に籍があって給与もらってるんだけど・・

源泉徴収票をもらって別途入力。

これは会計ソフトのガイド通りに入力すれば特に問題ないはず。

その他

実際提出する確定申告書一式の書き方って?

わたしは会計ソフト使ったので、売上や経費など、所得を計算する上で必要な仕分けをソフト上で行って、その他控除額や給与(もらってる人のみ)をフォームに記入するだけで、決算書がほぼできてました。(※マイナンバーだけは手書きで書かないといけなかった。セキュリティーの観点だろうか。)

で、一式をプリントアウト。

作成した申告書のプリントアウトってカラー?

モノクロでOKです。

https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2005/0601/04.htm

消費税について

https://biz.moneyforward.com/blog/kojin-kaikei/freelance-tax/

消費税は、原則預かった消費税から支払った消費税を差し引き、その差額を税務署に納めます。税抜で2,000万円の売上があり、商品を1,000万円で仕入れていたというケースで考えてみましょう。税率は8%とします。

納付すべき消費税額 = 2,000万円 × 8% – 1,000万円 × 8% = 80万円

なお、2年前の売上が1,000万円以下の個人事業主の方は免税事業者という扱いとなり、納付の必要はありません。事業が軌道に乗り、売上が1,000万円を超えるころに消費税の納付を意識すると良いでしょう。

勘定科目はそこまで神経質にならなくていい

毎年統一されてることが重要

https://yakunitatta.info/inernet-shiwake-17555.html

国民健康保険には、控除証明書がない

自治体によっては発行している場合もあるが、控除証明書の添付は必要なく金額を記入するだけOK。←実際相談窓口言ったら領収書なり納付書なりを貼っとけって言われました汗

提出後

振替納税制度を利用して納税する

現金の納付期限は原則として提出期限と同じ3月15日だが、振替納税制度を利用した場合の振替日は毎年4月20日前後。

ポイント目当てでクレカで納税しようとおもったが、手数料がかかるのであんまりメリット無し。

納付書を作る必要もなくなるので振替納税を国税庁はおすすめしいる。

3/15日までに預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書を作成して税務署に提出。書類名長っ。

詳細↓

https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/final-tax-return-transfer-tax/

https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/10.htm

・住民税が決定され通知書が来る 計算の必要なし

・個人事業税が決定され通知書が届く 計算の必要なし

※年間の儲けが290万円より少ない場合は、個人事業税を支払う必要なし

以上です。

おわりに

そもそも確定申告が何をする儀式なのかやっとわかってきました。

会計ソフトを使えば何に売上があって何に経費を使って、などの仕分けがかんたんになります。

MFクラウドの確定申告機能を使えばある程度は自動化されました。

現状メジャーどころで唯一無料プランがありで使い続けられるのでおすすめです。

はぁ疲れた。ちょっとずつ勉強しながら、毎月でも仕分けしとくとこんなことにならなかったんだね。

まだだけど。

無事提出しました。※3/6

間違い等あればコメントいただけると嬉しいです。

随時修正していきます。

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※3/6追記。

冒頭にも書きましたが、無事提出してきました。

渋谷ベルサールの確定申告特設会場。朝イチで行ったのにすごい人汗

初めてで不安だったので提出前に会場の相談受付に並んでで書類を確認してもらった。

4、5人ほど並んでいて10分ほどで案内される。

結果、

「特に問題ないですね」

と言って頂きました。

が、しかし!

「決算書の項目の”現金”が0になってるのが、気になるけど」

と言われた。えっだめなの?汗怖い。
自分はすべて、現金で払った経費やクレカ決済は「事業主借」で統一していた。そのことも伝える。

続けて、

「まあ会計ソフト使ったんなら最初の設定の問題なんで現金の項目が0だからといって後でなんか突っ込んで言われることはまずないですけどね(にこっ)」

ですって。あ、そうなんすか・・汗

やめてよおば・・お姉さん。

色々調べたことが合ってるかほぼ聞いてみたんだが、聞くたび「そうそう!よく調べてるね」と言われた。そうなの?まあ確定申告書の書き方とかの受付もしてるから、あんまできたものを確認だけで来る人いないのかな。

その後、提出の列に並び、書類を渡して終了。

所要時間、書類の確認含め、1時間ちょい。

無事に提出まで完了しました。

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ここまでお読み頂きありがとうございました。